環境への取り組み

省エネ・省CO2対策

地球温暖化が進み、環境問題が深刻化する現代では、企業の社会的責任として省エネ活動への取り組みが強く求められています。当社では、省エネルギー性能の高いビルの提供と併せて、稼働ビルで排出されるCO2を削減するため、高効率機器の導入、設備機器の運用方法・管理方法の見直しによる省エネルギー化などに取り組んでいます。

地域冷暖房システムの導入によるCO2排出量の削減

品川インターシティの地下に設置されている地域冷暖房施設(DHC)では、エネルギーの平準化と高効率化を図り、省エネルギー運転を目的とした電気ガス併用のベストミックス型が採用されています。品川インターシティでは同システムにより蒸気と冷水と一部温水の供給を受け、省エネルギーに貢献しています。

地域冷暖房施設系統図

コージェネレーションシステムの導入によるエネルギーの高効率化

赤坂インターシティでは、ガスから電気と熱を生み出し、その廃熱を地域冷暖房施設へ供給しています。
赤坂インターシティで消費する電力量は、年間約840万kW。その6割を東京電力、 残りの4割をガスコージェネレーションシステム(以下CGS)による自家発電でまかなっています。また、 CGSの発電によって発生する蒸気の熱は、アークヒルズへ供給され、さらにアークヒルズを経由して周辺のビルにも供給される仕組みとなっています。このようにCGSを導入して地域冷暖房施設との連携を図り、未利用エネルギーを有効活用することで、省エネルギーとCO2排出量の削減に寄与します。

コージェネレーションシステムと地域冷暖房施設

ダブルスキンシステムの導入による空調効率の向上

名古屋インターシティに採用しているダブルスキンシステムは、窓の外側をガラスで覆い温室空間とし、必要に応じてその空間内の自然換気を可能とすることで、執務室内の断熱性・冷暖房効果を高めています。執務空間側では内側サッシが開閉できる構造となっているため、中間期、夜間は外気取入れが可能であり、ダブルスキン内の清掃をしやすくしています。

ダブルスキンシステムの概念図

ダブルスキンシステムの設備写真

BEMS(ビル・エネルギー・マネジメント・システム)の導入

興和西麻布ビルでは、「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業費補助金(BEMS導入支援事業)」を利用して、 2006年度に高効率な熱源設備・照明設備への改修工事を実施しました。また、設備機器の適切な運転を実施していくために、エネルギー使用状況や各種設備機器の運転状況を一元的に把握・分析・管理できる「BEMS」を導入しました。その他当社の管理物件では「興和広尾ビル」、「興和住生築地ビル」においても同様のシステムを導入しております。

興和西麻布ビル

興和広尾ビル

興和住生築地ビル

設備改修による高効率機器の導入

1987年竣工の番町会館(延床面積:8,872 ㎡)を、2015 年に全面リニューアルしました。熱源設備の更新、専有空間のOAフロア化、さらにはトイレ、給湯室、EVホール、エントランスホールなどの共用部を改装し、建物全体をイメージアップ。機能性向上とともに環境性をも兼ね備え、競争力を有するオフィスビルへと変わりました。省エネをコンセプトに「高効率照明器具(LED化)」や「高効率熱源機器」などの設備機器を採用し、エネルギー削減を実現しています。

1988年竣工の興和二番町ビル(延床面積:7,043㎡)は、2013年に経年劣化に伴う専有室内空調設備改修、専有部照明設備更新(LED化)を行い、エネルギー使用量の削減を目指しました。また2015年リニューアル工事では、共用部照明器具更新(LED化)、共用廊下空調機新設と併せて、経年劣化に伴うトイレ・給湯室給排水配管更新、事務室内OA床更新、EV改修(耐震性、安全性向上)、新規貸付に伴うトイレ・給湯室及び基準階共用廊下・EVホール美装、各階セキュリティ増強を実施しました。

エネルギー使用量の実績

当社は省エネ法及び東京都環境確保条例に基づき、所有及び管理物件におけるエネルギー使用量の実績報告を行っています。
2014年度、省エネ法対象物件のエネルギー使用量は、25,567kl(原油換算)と、前年度比で4.3%減少しました。また、エネルギー使用量原単位(延床面積当たり)は0.03546kl(原油換算)/㎡・年で、前年度比で4.0%減少しました。
また、東京都環境確保条例に基づく、当社の「地球温暖化対策報告書」はこちらからご覧ください。

当社が管理する省エネ法対象ビルにおけるエネルギー使用量とエネルギー使用量原単位の推移

受賞・認証

CASBEE評価認証

  1. 芝浦ルネサイトタワー 2008年度 建築評価認証Aランク
  2. 神田淡路町二丁目ビル 2008年度 建築評価認証Aランク
  3. リビオ東田ヴィルコート 2009年度 建築評価認証Sランク
  4. 品川インターシティ 2013年度 不動産評価認証Sランク
  5. 名古屋インターシティ 2013年度 不動産評価認証Sランク
  6. 興和住生築地ビル 2014年度 不動産評価認証Sランク
  7. 興和一橋ビル 2014年度 不動産評価認証Aランク
  8. 興和西新橋ビル 2014年度 不動産評価認証Aランク
  9. 第29興和ビル別館含む) 2014年度 不動産評価認証Aランク
  10. 興和西麻布ビル 2014年度 不動産評価認証Aランク
  11. 新日鉄興和不動産本社ビル 2014年度 不動産評価認証Aランク
  12. 興和二番町ビル 2014年度 不動産評価認証Aランク
  13. 番町会館 2015年度 不動産評価認証Sランク
  14. 興和広尾ビル 2015年度 不動産評価認証Aランク
  15. 神田淡路町二丁目ビル 2015年度 不動産評価認証Aランク

「品川インターシティ」、「名古屋インターシティ」および「番町会館」において、環境性能評価項目である「エネルギー・温暖化ガス」、「水」、「資源利用/安全」、「生物多様性/敷地」、「屋内環境」の5項目についていずれも高い評価を受け、最高評価となる「Sランク」の認証(不動産評価認証)を取得しました。

※CASBEE評価認証とは、建築物を環境性能で評価し格付けする手法です。省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用による環境配慮、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムです。

DBJ Green Building認証

「品川インターシティ」は、「DBJ Green Building認証制度」 において、最高ランクである「5つ星/five stars」の評価を受けています。エネルギーの見える化や啓発活動を実施するなど、テナント(ステークホルダー)との省エネ意識の共有に積極的に取り組んでいること、品川駅港南口周辺インフラ整備などの周辺環境の価値向上に貢献する取り組みがなされていることが評価のポイントになりました。

※「DBJ Green Building認証」とは、環境・社会への配慮がなされた不動産支援のために、DBJが創設した認証制度です。対象不動産の環境性能に加え、防災やコミュニティへの配慮等を含む様々なステークホルダーへの対応を含めた総合的な評価に基づき、社会・経済に求められる不動産を評価・認証しています。

関東地区電気使用合理化委員会委員長表彰

  • 興和住生築地ビル

興和住生築地ビル

「興和住生築地ビル」は、計画的な省エネ改修工事や、エネルギー管理の運用体制など電気の有効利用に貢献する取り組みが評価され、「関東地区電気使用合理化委員会委員長表彰」において平成24年度から平成26年度まで3年連続で最優秀賞を受賞しました。

※本表彰制度は、電力の有効利用の推進や負荷率改善等、電気使用の合理化に顕著な成果を収めた工場・事業場および個人の功績をたたえ、広く社会に紹介することにより、合理的な電気使用の意識の高揚を図ることを目的に、関東地区電気合理化委員会が実施するものです。

トップレベル事業所(優良特定地球温暖化対策事業所)認定

  1. 赤坂インターシティ 平成23年度 トップレベル事業所認定
  2. 品川インターシティ 平成27年度 準トップレベル事業所認定

左:赤坂インターシティ
右:品川インターシティ

「赤坂インターシティ」「品川インターシティ」は、CO2削減に貢献する積極的な設備改修や、エネルギー管理の運用体制などが評価され、東京都環境確保条例におけるトップレベル事業所、準トップレベル事業所にそれぞれ認定されております。

※「トップレベル事業所(優良特定地球温暖化対策事業所)」とは、地球温暖化の対策の推進の程度が特に優れた事業所を東京都が認定するものです。